リフォームを成功させるコツ教えます!【Vol.2】

リフォームのポイント

2019年7月26日

「古くて使いにくい家を住みやすくしたい」「子どもが巣立ち、夫婦二人の暮らしに合わせた住まいがほしい」など、ひと言でリフォームといっても、その目的はさまざま。リフォームに先立ち知っておきたい心得と、暮らしをより豊かにし、住みやすさを高めるリフォームのアイデアを、京都府立大学 生命環境学部環境デザイン学科の准教授 鈴木健二さんに教えてもらいました。

【Vol.2】部屋別・暮らしを楽しむリフォームのヒント

住む人の生活をより良いものにするリフォーム。手を加えることが多い箇所の中から、3つのスポットをピックアップ。より快適な暮らしへのヒントをご紹介します。

1. 趣味の空間

収集部屋ならコレクション量や大きさに合わせた造作棚を設ける、シアタールームなら防音に配慮した壁をつくるなど、趣味の空間づくりは用途に合わせた機能を持たせましょう。間取りを大きく変えなくても、大空間のLDKを仕切ったり、階段下や踊り場、キッチンの一部にカウンターを付けるといった工夫だけで、自分だけのスペースをつくることができますよ。

2. キッチン

家族の人数や生活スタイルはもちろん、使う人の性格を考慮することも大切です。アイランドキッチンは、置かれた物などが目につきやすいため、片付けが苦手なら不向きかもしれません。対面式キッチンは、シンクの前に低い仕切りをつけると、リビングとの一体感はありつつ手元を隠すことができます。また最近はバーカウンターを設けるなど遊び心のあるリフォームも増えています。

3. 寝室

寒暖の感じ方やいびき、寝る前のテレビ、喫煙などが原因で安眠できない夫婦も多いそう。そんなときは思い切って寝室を分けてみるのも手。隣り合わせの部屋かリビングに近い2部屋にするなど、お互いの気配や健康状態が感じられる距離感がおすすめ。個室がつくれない場合は、寝室を緩やかに区切ったり、開閉できる仕切りを設け、個々に寝るだけでストレスは軽減します。

教えてくれたのは

京都府立大学
生命環境学部環境デザイン学科
准教授 鈴木健二さん

「リフォームは新築に比べて制約が多く、手間がかかりがちですが、住まい手にとっては思い出とともに暮らせる分、より愛着のわくものになるのではないでしょうか。注意するのは〝やりすぎない〟こと。元の家の良さを生かしつつ、変えるべきところに少し手を加えて快適にするのが、満足感が高くなるリフォームだと考えます。工務店などとのコミュニケーションを大切に、自分たちの思いをしっかり伝えてください。」

京都でかなえる家づくり表紙※画像は2023年度版の表紙です

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