「どんな家にしようか」、理想の家づくりにワクワク! ですが、少しハードルが高いのが住宅建築にまつわる「専門用語」。 なじみのあるものもあれば、分かりにくい言葉もありませんか? 家づくりを考え始めたばかりの人はもちろん、知っていると役に立つ、 家づくりに関するワードを紹介します。
窓編
日差しや風を取り入れる窓は、その形や設置する場所によって、その効果や印象もさまざま。多様な窓の呼び方をピックアップ。
配置による呼び方
窓は設置する場所によってさまざまなタイプや形があります。室内の壁面の高い位置に設けられた窓は「ハイサイドライト」(イラスト)と呼び、室内に日差しが入り明るくなるだけでなく、開閉可能な窓にすれば暖かい空気を外に逃し、空気の循環が良くなる効果もあります。
「トップライト」は、屋根や天井面につけられた窓で、天窓とも呼びます。屋外の陽光を日中、取り込むことができるので、部屋が明るくなります。
壁面にはめ込まれた細長い形の「スリット窓」は、主に玄関や階段スペースなど明かり取りの窓として設置されます。隣家が接していても室内が見えにくく、プライバシーを確保しやすい特長も。
ルーバー窓
細長いガラス板など数枚をブラインドのように組み合わせた窓。明かり取りとして設けられ、ガラス板部分を開閉することで通風を調整できます。換気の必要なトイレや浴室などに適します。
雪見窓
外の風景を切り取るように設けられた窓。風景を額縁の中の絵のように眺められ、室内にいながら四季の移ろいを感じることができます。
外壁編
家の顔とも言える外観は、選ぶ外壁材で印象が大きく変わります。家のイメージに合う素材の呼称をチェック!
サイディング
ボード状の外壁材。材料費や工費が安く、施工時間が短いのが特徴。デザインのバリエーションも豊富です。
レンガ
粘土や岩、泥などを型に入れ、焼き固めたもの。通常赤茶色で、重厚感のある雰囲気が特色。近年は、薄くスライスしたレンガもあります。
塗り壁
土や漆喰(しっくい)などの素材を左官作業で仕上げる壁。手作業だからこその多彩な表情が出せ、和風にも洋風にも合います。
タイル
焼きものでできた薄い板で、耐久性が高く、メンテナンスもしやすいのが大きな魅力。磁器質や陶器質など素材の種類も多彩です。