ライフステージ別 リフォームの疑問【Vol.2】

リフォームのポイント

2021年2月12日

リフォームの目的は、生活する人の世代やライフスタイルによってさまざま。人生の段階に応じた、リフォームの疑問について、京都建築専門学校の佐野春仁先生に教えてもらいました。

リフォーム前に知っておくべきこと

まずは家の現状の構造を把握しておきましょう。
昭和40年代以前に建てられた家なら、現在の建築基準法の条件を満たさず構造補強が必要な場合もあり、大規模なリフォームになることがあります。また、家の“健康診断”を行うことで、普段は見えない壁の中の結露が見つかることも。
リフォーム時にこうした問題を一気に解消したいものです。

シニア夫婦のリフォーム

子育てを終え、夫婦の時間が充実してくるシニア世代。使わなくなった子ども部屋の有効活用や、年を経てからも使いやすい間取りなど、二人の生活を快適にする工夫が大事。

Q子どもが独立して余った部屋はどうする?

A.書斎にしたり、趣味の部屋にしたり、夫婦二人で使える空間にリフォームするのがおすすめです。
友人知人を招いたり、独立した子どもの家族が帰省したときに楽しめるよう、リビングやダイニングを広げるのも良いですね。

Q夫婦二人でも使いやすい間取りは?

A.二人暮らしになった場合、家は極力コンパクトにするのが理想です。リビング・ダイニング・キッチンと寝室を続き間にするなど、移動距離が短くなるよう動線を考慮して、活動範囲をまとめると使いやすいでしょう。
この機にバリアフリー化を進めるのもおすすめです。

趣味重視のリフォーム

趣味の時間を充実させることも、快適な暮らしを実現する方法の一つ。好きなことを思いきり楽しめる空間設計で自由な時間を過ごしたいもの。

Q趣味に没頭できる部屋づくりとは?

A.ピアノなどの音が発生する趣味の場合は天井や壁に防音加工を施したり、床が汚れることが多い陶芸などの趣味は掃除がしやすいタイル床にしたり…。
自転車やサーフィンなど大きな道具を使う趣味の場合は、玄関に出し入れしやすい収納をつくるのも良いですね。

Qペットとともに快適に暮らしたいが?

犬や猫の場合、走ったり鳴いたりと音が発生するので、吸音性を上げる施工が良いでしょう。
また、臭い対策には消臭効果のある壁材に変えたり、換気システムを取り入れたりするのも有効です。

京都でかなえる家づくり表紙※画像は2023年度版の表紙です

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