いざ憧れのマイホームに向けて動き始めたら、押さえておきたいのは家づくりにまつわるお金のこと。どんなお金が必要になるのか、どのタイミングで何をしておくべきか、住宅ローンの種類や返済のタイプなど、知っておきたいポイントを、京都銀行の仲川浩晃さんにお聞きしました。
【Vol.2】家を買う時にかかるお金の内訳は?
物件(土地・建物)の購入費以外にも、さまざまな諸費用が発生します。ケースによって異なりますが、購入する物件金額の約5〜10%が諸費用として必要に。一般的に、物件金額の約10〜20%を頭金として支払います。また、総費用のうち約10〜20%を自己資金でまかなうのが望ましいとされています。
家づくりにかかる「諸経費」って?
印紙税
建設工事請負契約書および不動産売買契約書にかかる税金。
火災保険料
火災やその他天災による被害を補償するための保険料。建物とその中にある家具などが対象。
登録免許税
土地の所有権の移転登記、建物の所有権の保存登記など、登記をする際にかかる税金。
建築確認申請費用
建築確認に必要な費用。
固定資産税・都市計画税
物件購入後、毎年1月1日時点で土地や建物といった固定の資産を有する人にかかる税金。都市計画税は、都市計画法の市街化区域にある建物や土地を対象とする税金。
教えてくれたのは
京都銀行 本店ローン営業部
仲川浩晃さん
京都を中心に、ハウスメーカーへの住宅ローンの営業やマンションデベロッパーへの営業を担当。専門的な知識が必要な住宅ローンもわかりやすく説明しながら、相談や提案を行っている。
「住宅ローンはライフプランに合わせて総合的に考えることが大切です。銀行はお客さまのご意向や将来設計を聞いたうえで、ローンや返済のタイプを提案しますので、細かく相談を。疑問点はどしどし担当者に聞いてより良いライフプランをつくってください。」