いざ憧れのマイホームに向けて動き始めたら、押さえておきたいのは家づくりにまつわるお金のこと。どんなお金が必要になるのか、どのタイミングで何をしておくべきか、住宅ローンの種類や返済のタイプなど、知っておきたいポイントを、京都銀行の仲川浩晃さんにお聞きしました。
【Vol.3】金利タイプで選ぶ住宅ローン
住宅ローンの金利には3つのタイプがあります。それぞれの特徴を把握して、合うものを選びましょう。
変動金利
借り入れ期間中、市場金利の変動によって金利が変わるタイプ。年2回、金利の見直しを行います。借り入れ後に固定金利に変更することも可能。
〈こんな人にお薦め〉
借り入れ時の金利が低く、当面の返済額を少なく抑えたい人
固定金利
借り入れ時に選択した一定期間だけ金利が固定するタイプ。固定金利特約期間の終了後は、変動金利または再度固定金利を選択することができます。
〈こんな人にお薦め〉
子どもの教育費など出費が多くなる時期で、しばらくの間は返済額を確定させておきたい人
全期間固定金利
借り入れ期間中は金利が変わらないタイプ。借り入れ時に完済までの金利と返済額が確定するため、月々の返済計画が立てやすいのが特徴です。
〈こんな人にお薦め〉
将来の金利に左右されることなく、長期的に返済計画を立てて、返済額を確定させたい人
※グラフはイメージです
教えてくれたのは
京都銀行 本店ローン営業部
仲川浩晃さん
京都を中心に、ハウスメーカーへの住宅ローンの営業やマンションデベロッパーへの営業を担当。専門的な知識が必要な住宅ローンもわかりやすく説明しながら、相談や提案を行っている。
「住宅ローンはライフプランに合わせて総合的に考えることが大切です。銀行はお客さまのご意向や将来設計を聞いたうえで、ローンや返済のタイプを提案しますので、細かく相談を。疑問点はどしどし担当者に聞いてより良いライフプランをつくってください。」