リフォームでかなうバリアフリーの家【Vol.1】

リフォームのポイント

2019年9月6日

老後の生活や高齢の親との同居などを考えたとき、気になってくるのが、住まいのバリアフリー化。バリアフリーは、かつては体の不自由な人が使いやすい設備を指していましたが、現在では、性別や世代を問わず、あらゆる人にとって使いやすい設備やデザインを意味しています。暮らす人全てが快適な生活を送ることのできるリフォームのヒントを、京都美術工芸大学建築学科の吉野剛特任教授に教えてもらいました。

【Vol.1】スポット別リフォーム①

バリアフリーの住まい 施工の基本ポイント

  • Point1 手すりをつける
  • Point2 段差をなくす
  • Point3 引き戸に変える
  • Point4 柔らか&すべりにくい床に


スポット別リフォームのここに注目!

浴室

転倒から身を守るため、床をすべりにくい材質に変更するほか、脱衣所との段差の解消を。浴室の内外に手すりを設置するのも有効です。またヒートショック防止のために脱衣所に暖房を設置し、浴室内外の温度差を解消しましょう。

階段・廊下

家の中の危険スポットの一つで、転落事故が多く発生する階段。手すりを設置し、踏み幅が広く段差が高すぎることがなくなるように。廊下は、段差をなくすだけではなく、夜間も安心して歩けるよう足下灯を設置するのがおすすめです。

玄関

段差をなくすことが多い玄関のリフォーム。でも、平らにしてしまうと、靴を履く際に腰を下ろす場所がなく不便なことも。腰掛けスペースを設けることで、足腰が弱い人も利用しやすいようになります。転倒防止の手すりも忘れずに。

教えてくれたのは

京都美術工芸大学
建築学科
吉野剛 特任教授

「快適な住まいは人それぞれ。自分たちにとって快適な家とはどういう形なのかを考え、リフォームで何を行いたいのか、しっかりと目的意識を持ってください。その思いを設計士や工務店に伝えましょう。経験豊富な工務店なら、思いを大切に汲み取り、希望の住まいをかなえてくれるでしょう。」

京都でかなえる家づくり表紙

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